サービス切り下げをさせない運動を
日下部雅喜さんによる講演
7日夜、十勝社会保障推進協議会主催による「改正介護保険法学習会~安心して住み続けられる地域にするために」が行われました。
講師に元堺市職員で、介護保険に長年関わってきた日下部雅喜さんを迎え、年々改悪が進む介護保険制度の現状や課題と方向性、そしてそれぞれの問題に対してどう考えていけばいいのかについて講演がありました。
4つの課題をどう解決・保障していくか
毎年のように制度内容が変わっていく中、日下部さんは1.サービスの利用と選択する権利を保障すること、2.サービス事業の基準緩和による報酬などの切り下げをさせないこと、3.認定申請券を保障すること、4.財源を確保すること、の4つの課題を挙げました。
「どちらかのサービスしか使えないのではなく、専門的サービス+必要に応じた多様なサービスを使えるように」「財源の問題は一度介護保険の枠から離れて、利用者視点で考えなおす必要がある。世界でも保険型は少なく、保険料に頼りすぎない制度にする必要がある」「この間頑張ってきたケアマネを生かす取組みを作っていく」など提案も含め、多岐にわたる問題点をわかりやすく説明しました。
市主催の市民意見交換会が開催されます
帯広市でも来年度から始まる「第七期帯広市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」策定にあたって、市民意見交換会が、今月下旬から市内10か所で開催されます。
右下の表の通り、お住まいの近くでも開催されるところがあります。市へ直接、高齢者福祉と介護保険についての意見を伝える貴重な機会ですので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思います。
市民意見交換会日程(抜粋)(1時間半程度予定)
7/27(木)10時~ 東コミセン(東7南9)7/28(金)10時~ 鉄南コミセン(西2南24)
7/31(月)10時~ 南コミセン(西10南34)
8/ 4(金)10時~ 啓北コミセン(西13北2)