播磨和宏市議、一般質問
健康推進などついて質問
3月9日、3月定例会の一般質問に播磨和宏市議が登壇し、「市民の健康推進について」「介護保険制度について」それぞれ帯広市の現状認識や考え方を質問しました。
健康推進(認知症)~MCI対策
国が策定した認知症対策「新オレンジプラン」では、新たな柱として「認知症予防の研究」が組み込まれています。少しづつ進む新たな対策です。播磨市議は、認知症予備軍といわれる軽度認知障害(MCI)に対しては、適切な対応で悪化を防いだり、改善する人が一定割合でいることを紹介し、市の予防の認識と考えを質問したところ「運動、食、交流、趣味など様々な介護予防の取組みが認知機能低下予防にもつながる認識」「介護予防の取組み支援で認知症発症の予防にもつながると考える」と答弁しました。
生活習慣病対策で認知症予防も
福岡県久山町では、九州大学による40歳以上の方への生活習慣と病気に関する長年の調査が行われています。その結果、認知症の原因としてアルツハイマー型に次いで多い脳血管性認知症(※1)は、生活習慣病の改善を行うことで予防できる可能性のあることが判明しています。
播磨市議は糖尿病の合併症の中に血管疾患が多いことに触れ「生活習慣病が認知症予防につながるデータもある。より多くの人が予防に取り組む仕組みづくりが必要では」と質問しました。
市も脳血管性認知症に対しての予防の考えを認識しつつ「生活習慣病と認知症のつながりの普及啓発や、市民が自分に合った方法で予防に取り組める仕組みづくりが必要」と答弁しました。
※1 脳血管性認知症…高血圧や高脂血症、糖尿病の合併症などによる脳出血や脳梗塞等、脳の血管障害によって起こる認知症。生活習慣病の予防を図ることで対策することが可能。