播磨和宏市議、一般質問~その2
市民の健康推進についてなど質問
10日、12月定例会の一般質問に播磨和宏市議が質問に立ち、「市民の健康推進について」など、現状の確認と市の認識を質問しました。
重点課題を解決するためにしっかりとした対応を!
はじめに、帯広市が今抱えている市民の健康課題について「第二期けんこう帯広21」に取り上げられている課題と、全体的な考え方を質問したところ、米沢市長より「市民の健康の維持は大きな課題となっており、行政のみならず、家庭や学校、職場など、地域全体で市民の健康づくりを支えていく必要がある。糖尿病対策、がん対策、こころの健康対策を重点課題としている」と答弁がありました。
特にその中でもこころの健康問題について具体的な対応策を質問したところ、保健福祉部より「パネル展やゲートキーパー研修、市のホームページに掲載している「こころの体温計」などの普及啓発と、分析結果から対象世代を定めたメンタルヘルス対策を行っている」と答弁。
実際には、メンタルヘルスの罹患原因として職場・労働環境も大きな部分を占めることから、担当各所との連携推進の必要性の認識についての質問に対しては「こころの健康に対する正しい理解を促進し、働き盛りの世代が心身ともに健康で働き続けられるよう、企業等へのメンタルヘルスに関する取組みを、関係かと連携して推進していく」との答弁でした。
糖尿病にいたる前の対策 健診を通した予防推進を
一方、糖尿病予防に関して全国的に増え続ける人工透析の例をあげて、現状と対策を質問しました。その中では「かかる費用に関しては月平均約40万になる。市の把握では平成26年度515人中、95人が糖尿病腎症による透析を受けている」と答弁がありました。
実際に通院患者の負担は、高額医療費申請の特例により月上限1万または2万となります。体の負担も大きい透析に至らないためにも、合併症予防のため早期に適切な治療につなげ、継続することの重要性も市は認識しているとの答弁もありました。