播磨和宏市議、一般質問
情報化社会の中の教育についてなど質問
10日、12月定例会の一般質問に播磨和宏市議が質問に立ち、「情報化社会の中の教育について」など、現状の確認と市の認識を質問しました。
ネットいじめの把握 そしてその対策と現状
質問の中で播磨市議は、情報化社会の中の教育について、「スマホ時代の見えないいじめについて」「インターネットマナー教育のあり方」「犯罪や違反を防ぐ取組みについて」の3点で質問を進めました。
見えないいじめの対策について、現状認識と今取っている対策について質問したところ、学校教育部からは「学校と教育委員会での計画的・定期的なネットパトロールや、児童生徒との直接対話、アンケート調査にて現状を掴んでいる」との回答がありました。
個々が持つスマートフォンでのやり取りが増え、閉じられた環境、個々の環境での問題が増えているため、従来型の対応が難しくなっている現状。デジタルの中で対応しきれない場合はアナログ、現実の中でどれだけきめ細かく気付けるかにかかってくる点については「関連団体とも情報共有を行いながら、ネット非行の防止に向けた取組みの充実を図っていく」との回答がありました。
大人も含めたネットマナー 今の環境の周知を!
高校での「情報」の教科化など、今の子どもたちのほとんどが、学校教育を通して基本的なことを教わる中、その教育を受けてこなかった大人にとって、子どもたちがどのような環境に置かれているのか、知ろうとするだけでも一苦労です。
子どもがいる保護者の範囲まではPTAを通じて、携帯端末を持つ上でのルール作りの大切さや知っておく必要のあることは知らされ始めていますが、生涯学習を通して行われているものは、基本的な操作方法を習得するものがほとんど、というのが今の現状です。
そこで、「新たなものとして、大人に向けたネットの世界を知るセミナーや講座を開き、(子供の世界を)知るきっかけ作りの場を提供していく考え」について質問したところ、生涯学習部からは「総務省や大手携帯会社が行っている出前講座など、関係各部や各所との連携についても検討する必要がある」との認識を示しました。