播磨和宏市議、一般質問
中小企業振興、進学環境整備について質問
12月13日、帯広市議会12月定例会の一般質問に播磨和宏市議が登壇し、「中小企業振興について」「進学環境整備について」それぞれ、帯広市の現状認識や考え方を質問しました。
事業承継とその取組みについて
6日夜に行われた「帯広市中小企業振興基本条例制定10年記念シンポジウム」でも触れられた「事業承継」
への課題。中小企業白書の中でも、休廃業した企業の半数弱が、黒字状態で事業をやめることがわかっており、その主な要因として後継者不足や、円滑な引継ぎができなかったことが上げられています。
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市は「支援機関のネットワークも活用しながら、小規模事業者への対応は次期産業振興ビジョン策定時の実態調査も踏まえ、産業振興会議で議論していく必要がある」と答弁しました。
地元を離れる前に企業を知ってもらうために
帯広・十勝は、高校から先へ進学する人の9割が、管外・道外へ進んでいます。地元へ戻ってきたいという人も4割を超える程度いる一方「勤めたい企業がない」と答えている人も少なからずいます。
播磨市議は「年1回実施のキッズタウンや、今年初実施の進学フェスタなど、子どもたちに地元企業を知ってもらう機会を増やすべき」と訴え、市も「継続・充実をしつつ、機会提供していく」と答弁しました。
市奨学金、返済の融通と入学支度金を求める
進学環境整備では、十勝特有の進学環境と憲法に記されている「能力に応じて等しく教育を受ける権利」について触れ、学びたいことを学べる環境づくりの考えについて質問しました。
奨学金を借りて進学、卒業後返済に苦しむ話も多く、それは10年以上にわたる返済が足かせとなり、体を壊したとしても仕事を辞められない悪循環に繋がっています。
市奨学金の返済を、払える状態に応じた変動制導入の考えについて、市は「他市事例を参考に、就職直後の負担軽減など検討していく」と答弁。
そして、入学支度金についても、播磨市議の
道内他市の例をあげながらの質問に対し「ニーズや他市利用状況、運用方法を調査研究していく」と答弁しました。