農作物作況調査を実施~産業経済委員会

2016年7月24日日曜日

委員会 事務所だより

t f B! P L
トウキの花

日照不足による生育の遅れが発生



 12日午前、帯広市議会の産業経済委員会が農作物の作況調査を行いました。


前多農場―薬草(トウキ)の状況―

トウキ畑

 畑作で44ヘクタールあるうち、3ヘクタールで生薬になる「トウキ」を栽培しています。農協内では他の農家と合わせて7軒で生産を始めています。

 薬草であるためか、石が転がりナガイモを作れないような土地でも生育可能です。また、除草もほとんど行わなくてもよく、非常に手がかかりません。

 今は業者と専属契約し全量卸しているが、工場が管外にあります。いずれは十勝に工場ができることで、生産から加工、出荷まで地域で完結し地域還元できるようになればと思います。今はまだ生産農家が多くないので苗を購入しているが割高なため、種から自家生産できないかも模索中です。


小森農場―GPSガイダンス―


GPS受信機搭載のトラクター
68ヘクタールの土地で、和牛の生産と畑作を行っています。和牛は現在32頭飼育しており、地域だけでの組合も立ち上げ、共進会も初開催しました。

 GPSガイダンスを利用したトラクター操作は、上空のGPS衛星からの情報では誤差が大きかった。そこで、地上に別途基地局を設置して、補正することによりズレを2.5㎝未満に抑え、実際には誤差なしで自動操縦することができるようになりました。ルートを登録することで、機能的には車庫を出て戻ってくるまで、すべて自動操作も可能です。

 圃場の端で折り返すには別の装置が必要です。まっすぐに走行できることで一列多く植え付けができるなど、無駄のない作業ができるようになっています。

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