産業振興会議の現状について質問
播磨市議が質疑
9日、午後1時半から開かれた産業経済委員会で、播磨和宏市議は産業振興会議の進行具合について質問しました。
平成19年に策定された「帯広市中小企業振興基本条例」にもとづき、平成21年に策定された「産業振興ビジョン」は、昨年3月に現状を踏まえた形で新たな重点対策が盛り込まれるなど、見直しが行われました。同じく4月からは、このビジョンの推進のために開かれている「産業振興会議」が第4期となり、2年間の任期の中で進められています。
一方、今期に関しては、8月に第一回の会議が開かれた以降、市ホームページ上では開催状況について掲載がなく「現時点で会議自体が開かれているのか。開かれているのであれば、どのような議論がされているのか」市側に説明を求めたところ「10月には個別対談の形で、11月末には会議を行っているが、それぞれの内容が新年度予算に関係するものも含まれていたため、公開に至っていない。3月中旬以降にホームページ上で公開を予定している」との答弁がありました。議論内容については「見直しで重点項目としてあげられた、UIJターンの促進、創業起業支援、企業立地について現在進めている」との答弁でした。
重要性の増す会議「活性化により雇用対策も」
今後の会議開催の見込みについて市は「3月中に次の会議を開き、来年度に向けて更に進めていく」と答弁。
この「産業振興会議」は帯広市の大多数を占める中小企業の代表の方と行政双方が参加して進められている会議です。重点項目の中でも、UIJターン促進事業については、現時点の来年度予算案の中で、主要施策として今年度よりも多い事業計画が出されています。新しい企業を起こす支援、新しく十勝・帯広で働きたい人への支援、管外から十勝に拠点を起きた企業への支援、地域内の企業が活性化することで、雇用環境改善にもつながってくる、非常に役割の大きな会議、実施状況について今後も議会としてチェックをしていきます。