平和推進についての取り組みについて
播磨和宏市議、一般質問
6日、9月定例会の一般質問で播磨市議は平和推進の取り組みについて、今までの取り組みと今後に向けた市の認識を質問しました。
市民が参加できる活動のさらなる周知を
質問の中で播磨市議は、戦後・被爆70年を迎えた今年、さらに来年で核廃絶平和都市宣言を行って25周年を迎える事になる帯広市の思いを市長に質問しました。
市長は「戦争の悲惨さ、平和の尊さを決して忘れず、かけがえのない地球を守り、未来を生きる子供たちに引き継ぐことは、今を生きるすべての人々の責務」であると答弁し、今まで続けてきた平和推進への取り組みを継続していく考えを述べました。
播磨市議は市の平和推進運動の市民参加が少しづつ増加してしてきていることに触れ、市として参加者の変化や感想を把握しているかについて伺うと、市は「「展示されていた絵を見て当時の悲惨さを思い出し、平和の尊さを再認識するいい機会になった」などといった声があった」と答弁しました。
播磨市議は、日本非核宣言自治体協議会に参加している自治体に住んでいる人のみが参加できる事業についても、より多くの人が参加できるよう、求めました。
帯広空襲を変わらない形で語り継ぐために
播磨市議はもう一点、市民にとって身近な戦争被害である「帯広空襲」についての取組みを質問しました。 昭和20年7月15日に発生した帯広空襲は、子供を中心に死傷者を出しました。今は、総合体育館の隅、国道に近い場所に「帯広空襲の碑」が立ち、毎年7月15日に近い日曜日には帯広空襲を語る会による式典も行われています。
過去に被爆者の方の体験談をDVDとして残していることや、帯広空襲を語ることのできる方々の高齢化もあり、正しく語り継いでいくための取組みとして、体験談を音声や映像データとして残していくことについて質問した所、市は「データとして残していくことは有用で、関係団体と連携して進めていきたい」と答弁しました。