少雨の影響が出始める
10日午前、帯広市議会・産業経済委員会が農作物の作況調査を行いました。
河瀬農場(玉ねぎの状況)
国の加工・業務用野菜生産基盤強化推進事業を活用し、玉ねぎ組合を設立。組合全体で約83ヘクタールの玉ねぎ畑を作っている。
そのうちの6・2ヘクタールを活用し富士町の畑で生産しているが、初年度ということで手探りなところもあり、ビニールハウスでの苗立てから移植して生育させる形が本来のところ、苗から直播で育てていることや、干ばつ傾向でもあるため、生育がやや小さめできている。
複数年単位での輪作予定で、防除は週1回程度行っている。苗の間隔が狭いため、ある程度まで生育すると細かいところまで入れないため、生育の序盤で、どれだけ除草が徹底できるかが大切。除草は人力で行っている。
坂本農場(大根の状況)
平成2年に約13ヘクタールで始まった大正だいこんの作付面積は、現在約280ヘクタールに。
平成10年には選果施設も建て、10月始めまで収穫している。昭和町のこの農場では、毎週一定量を出荷するため、8月上旬まで毎週種をまき、順番に出荷できるようにしている。
65%が関西、残りが関東や中京へ出荷されているが、今年から帯広市の学校給食にも利用されるようになった。
しかし今年は干ばつの影響で、現在生育が止まってしまっているような状況。変形による規格外よりも、サイズが小さくて規格外となるものが多く、苦労している。