浜大樹海岸で抗議行動
陸上自衛隊の第13旅団(広島県)は8日、協同転地演習の一環として大樹町の浜大樹海岸で上陸訓練を強行しました。日本共産党などの「浜大樹上陸訓練反対十勝連絡会」が抗議行動を行い、播磨市議も参加しました。
訓練にはミニ空母とも言われる大型輸送艦から、ホバークラフト型上陸舟艇LCACが車両、自衛隊員を積んで発進。轟音を挙げながら上陸しました。また今年は、CH―47輸送用ヘリによる、装甲車吊り下げ輸送も初めて行われました。
上陸訓練は77年から実施されており今回で33回目。日々矛盾と反対の声が増えていくばかりの、戦争法案の審議が進めらている中、専守防衛には必要のない、「海外で戦争のできる国」として敵地へ上陸するための訓練になります。
集会では各種団体からの決意表明が行われ、「身近な人がそのような場所に送られることになるのでは?という話を聞いた。権力のために自分の命が犠牲になることのないよう、戦争法案には断固反対していく」といった訴えがありました。
最後の集会決議では、訓練開始からのいきさつ、そして今進められている「戦争法案」に対しては、絶対阻止、その上、戦争の準備につながるいかなる訓練・演習にも反対することを決議として、集会は終了しました。