消費税導入から31年。不公平な税制度を見直させよう!

2019年10月6日日曜日

事務所だより

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消費税を5%へ、そして経済を回復させよう!
消費税率5%引き下げを求める請願署名も始まる


 10月1日から、消費税が10%へと増税されました。8%に上がって以降、日本経済はどうなってきたのでしょうか。

31年で消費税397兆、法人3税減収分は298兆にも


 消費税は「社会保障の充実のため」との理由で、1989年に3%で導入されて以降、1997年に5%、2014年に8%へと引き上げられてきました。

 この間、国民が納め続けた総額は397兆円に上る一方、同じ期間の法人3税(法人税、法人住民税、法人事業税)総額は298兆円の減となっています。また、国民の所得税・住民税の税収も275兆円減りました。

国民の暮らし厳しく大企業は更にゆるく


 国内の企業の大多数を占める中小企業は、法人税の実質負担割合(2016年度)は18・1%ですが、大企業の法人税実質負担率は10・4%にすぎません。
 特に○○ホールディングスといった名前の企業に代表される、「連結納税法人(※印)」の実質負担率は中小企業の3分の1以下の税負担割合となっています。
 国民がものを買うことで得た利益を、納税という形で還元することもなく、安倍政権のもとで様々な減税策を受け、増えるのは内部留保や現金預金ばかりです。
 中小企業並に大企業も税負担をしてもらうことで、4兆円程度の財源が生まれます。不公平な税金の集め方を改めることは、誰もが納得するのではないでしょうか。
 消費税率5%への引下げ請願署名への協力も呼びかけています。

※連結納税法人…「子会社」を持つ企業や、「持ち株会社」など親になる企業が全部の収支を一括して計算し、その収支によって納税する法人のこと。
 大企業の多く(○○ホールディングスなど)がこの形態をとっている。

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