地域内でのエネルギー循環へ提案
紙智子参議の国会報告にも反響
11日午後、日本共産党十勝地区委員会主催の、第24回「食と農のつどい」が開催され、200人を超える参加がありました。
紙智子参議院議員からは国会報告として「アメリカと結ぼうとしているFTA、安倍首相もとうとうTAGと言わなくなった」「農業生産額が上がったというが、農地面積も農業従事者も減る一方。需要と供給の関係で、生産が減り単価が上がっているだけ」と話しました。
農業者からも「農家ではなく企業を見ている農政だ」と指摘されている政治を変えるためにも、選挙でチェンジを、と訴えました。
つづいて行われた講演で山形定・北大工学院助教が、昨年北海道を襲ったブラックアウトの原因や、原発再稼働に固執する政府や電力会社のこと、十勝の農業とエネルギーについて話しました。
北海道・十勝では食料自給率が100%を超えている一方、エネルギーは圧倒的に輸入に頼っていること。家畜ふん尿などのバイオマス利活用を広げることで、食料生産に必要な農業機械の軽油も、完全に置き換えることができることなどを話し、「食料もエネルギーもまかなえる地域にするために、知恵を出し合って作っていこう」と提案しました。