播磨和宏市議、一般質問
帯広市の奨学金制度などついて質問
5日、9月定例会の一般質問に播磨和宏市議が登壇し、「防災行政について」「不安なく教育を受けるために」「投票率向上の取組みについて」、それぞれ帯広市の現状認識や考え方を質問しました。
就学援助・新入学学用品費~他市事例を参考に前倒しを
経済的な困難を抱える家庭に対して、子どもの学びに係る費用を補助するものとして、就学援助や奨学金制度があります。
その中でも一番費用が掛かる新入学準備に対して「新入学学用品費」があり、帯広市は5月に支給しています。
播磨市議は「他市では新中学1年生になる場合、前年度認定者限ってではあるが、4月中にこの「新入学学用品費」が振り込まれているところもある」と紹介し、市の考えを伺ったところ「他市の事例などを含め、調査・研究していく」と答弁がありました。
奨学金制度~2年間で2ヶ月の前倒しへ
帯広市の奨学金制度は、平成27年度までは、4月申込み後7月からの支給開始でした。
播磨市議は昨年6月、今年3月と、この奨学金制度について取り上げ、少しでも早い支給開始を求めてきました。
今年度は事務手続きなどの処理を早めたことにより、申込みは4月と変わらないものの、支給開始が6月、そして年3回から毎月支給へと変わりました。
播磨市議は今年度の取組みについては評価しつつ「来年度のさらなる前倒し」について質問し、市は「募集を1~2月に行い、4月の在学・進学証明を確認後、5月から支給を開始する方向で調整中」と答弁しました。
今回の質疑により、平成27年度から比較して募集、支給ともに2ヶ月の前倒しとなり、少しでも早い支給開始へとつなげることができました。