全国に先駆けたクリーンエネルギーへの取組みを学ぶ

2017年8月6日日曜日

視察 事務所だより

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日本共産党帯広市議団が視察

岩手県葛巻町・クリーンエネルギーの取り組み

宿泊場所向かいに設置されていた太陽光パネル
(出力100kw)

 日本共産党帯広市議団は、第59回自治体学校in千葉への参加に合わせ岩手県葛巻町を訪問し、クリーンエネルギーの取組みについての視察を行いました。

あるものを生かした過疎化に対する取組み


 葛巻町は人口六千人あまり、鉄道がなく中心地の標高が400mを超える高原の町です。

 過疎が進む中、地元にあるもので地域の活性化を、との流れの中で酪農によるミルク・乳製品と、山ブドウを生かしたワイン造りとともに、クリーンエネルギーによるまちづくりを進めています。

 今では標高1000mを超える場所に設置されている、規模の大きな風力発電だけではなく、公共施設やコミセンに設置した太陽光発電、家畜ふん尿を活用したバイオガス活用を行い、電力自給率約160%と、地域でエネルギーと資源の循環を行っています。

新エネルギービジョン町おこしの柱に


町農林環境エネルギー課の方から説明を受ける市議団
特に目立ったのが、売電で利益を上げるのではなく、地域でどう循環させていくかが柱となっていることです。

 いくつか興味をひかれたものとしては、一部の太陽光発電では蓄電池を併せて設置し、自然災害などの非常時の緊急電源としても活用していること、コミセンへの設置に限っては売電で得た収益を、それぞれの地域での活動資金にしていることがありました。

 また、バイオガス利用では、育成牧場の子牛のふん尿を主に使っていた時は計画の6~7割程度の発生量だったとのこと。しかしその後、町中心部の千世帯程度の生ごみを処理に組み込み、ガス発生に活用することで、2.5倍程度の発生量にすることができたとのことでした。

 今後は、地域で消費するだけではなく産業の活性化や住民負担の軽減にも結び付けていくことが課題と担当課の方が話され、市議団と十勝の取り組みと合わせての意見交換も行いました。

(動画は、収集した生ごみを処理機に投入するシーンです。その後ペースト状になった生ごみは、別のラインを通って発酵槽に送られます。)

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