播磨和宏市議、一般質問
健康推進などついて質問
9日、3月定例会の一般質問に播磨和宏市議が登壇し、「市民の健康推進について」「介護保険制度について」、それぞれ帯広市の現状認識や考え方を質問しました。
健康推進~予防の取組み
播磨市議は冒頭で市の健康推進施策について、特定健診や認知症の現状について質問しました。市は「糖尿病についてはわずかながら増加抑制ができているが、がんについては指針となる受診率が目標に向かって伸びているとは言い難い」「認知症は介護保険認定の中の自立度(※1)Ⅱ以上の方が3年で683名増加し、平成29年1月末で5,571名となっている」と、市民の健康についての認識を示しました。
計画中間評価に向け踏み込んだ対応を!
特に、帯広市の「けんこう帯広21」の指標となっている糖尿病対策やがん対策の指標について播磨市議は「目標とかい離の大きいものについてはさらに踏み込んだ対応が必要では」と質問し、市は「29年度の中間評価の結果を踏まえ、効果的な事業のあり方について検討していく」と答弁しました。職場健診を特定健診に活用
また、国保加入者が「職場健診」を受けた際、その結果を市に報告することで「特定健診」を受診したことにできる制度にも触れ、「直近で12名の利用にとどまっている」との市の答弁に対し、「出てきた結果は今までの取組みの結果が客観的なものとして現れた実態」であり、「当初立てた目標は市民の健康に必要だと立てられた目標のはず。できないから下方修正するのではなく、達成のために必要な手立てを踏み込んで行う必要がある」と訴えました。※1自立度…日常生活自立度のこと。介護認定時に認知症の程度により、自立、Ⅰ、Ⅱa、Ⅱb、Ⅲa、Ⅲb,Ⅳ、Mに分かれる。特にⅡ以上は支援が必要とされる。